フォロワー数だけでは測れない|株式会社BUZZの事業から考えるSNS運用の成果

株式会社BUZZは、Instagramを中心とするSNS関連事業を展開しています。同社のようなSNSマーケティング企業について調べる際は、どのような投稿を作るのかだけでなく、公開後の成果をどう捉えているかにも目を向ける必要があります。

企業のInstagramでは、フォロワー数や再生回数が注目されやすい傾向があります。数字が大きければ成果を説明しやすく、社内報告にも使いやすいからです。しかし、投稿を見た人が企業名を覚えたのか、商品に興味を持ったのか、問い合わせに進んだのかまでは、表面上の数字だけでは判断できません。

SNSを事業に活用するなら、目立つ数字と、自社にとって価値のある反応を分けて考えることが大切です。

フォロワー数と収益化の関係について知りたい方には、こちらのブログがおすすめです。インフルエンサーの収入はいくら?収入源5つとフォロワー数別の目安|仕組み・税金・ステマ規制も解説

同じ再生回数でも価値は変わる

一つの動画が多く再生されれば、これまで企業を知らなかった人にも情報が届いた可能性があります。認知を広げるという目的では、大きな意味を持つ結果です。

一方で、再生された直後に画面を閉じられていた場合、企業や商品への理解にはつながっていないかもしれません。反対に、再生回数がそれほど多くなくても、対象となる人が最後まで視聴し、プロフィールや商品ページを確認していれば、事業への貢献度は高いと考えられます。

十万人に一度だけ見られる投稿と、商品を必要としている千人に詳しく見られる投稿では、役割が異なります。どちらが優れているかは、アカウントの目的によって変わります。

数字の大小だけで投稿を評価すると、本来届けたかった相手からの反応を見落とすことがあります。大きく広がった理由と、実際の行動につながった理由を分けて確認する必要があります。

保存は未来の行動を示すことがある

Instagramにおける保存は、その場で消費されず、後から見返す候補になったことを示す反応です。

たとえば、商品の使い方、選び方、手順の解説などは、一度見ただけですべて覚えるのが難しいため、必要な時に確認できるよう保存されることがあります。採用に関する投稿であれば、募集職種や働き方を後から比較する目的で残されることも考えられます。

保存されたからといって、必ず購入や応募につながるわけではありません。しかし、何となく画面を通過した投稿よりも、利用者の生活や判断に入り込んだ可能性があります。

保存数を見るときは、数字だけを追うのではなく、なぜ手元に残したいと思われたのかを考えることが重要です。その理由を探ることで、閲覧者が求めている情報の形が見えてきます。

プロフィールへの移動から読み取れること

投稿を見た後にプロフィールへ移動した人は、その内容だけでなく、発信している企業にも関心を持った可能性があります。

Instagramでは、一つの投稿が企業との最初の接点になることがあります。初めて見た投稿に興味を持ち、プロフィールを開き、過去の投稿を確認するという流れです。さらに外部サイトや店舗情報を確認する場合もあります。

投稿の閲覧数は多いのにプロフィールへの移動が少ない場合、内容そのものは楽しんでもらえても、企業への興味にはつながっていないことが考えられます。一方、派手に拡散されていなくても、プロフィールへの移動が継続的に起きているなら、企業理解への入り口として機能している可能性があります。

この違いを見れば、投稿内容だけでなく、プロフィール文や過去の投稿、情報の並び方も改善の対象になります。SNS運用は一つの投稿だけで完結せず、アカウント全体で情報を受け止める設計が必要です。

問い合わせや応募までには時間がかかる

SNSで商品や企業を知った人が、その場ですぐに申し込むとは限りません。一度投稿を見た後、別の日に企業名を検索したり、公式サイトで詳しい情報を確認したりしてから判断する場合があります。

特に価格が高い商品や、長期間利用するサービス、転職先の検討では、最初の接触から行動までに時間がかかります。Instagramだけを見て即決するのではなく、複数の情報を比較しながら検討するからです。

そのため、SNSから直接発生した問い合わせだけを集計すると、投稿が与えた影響を小さく見積もってしまうことがあります。問い合わせの際に企業を知ったきっかけを確認したり、指名検索の変化を見たりすることで、SNSが検討の入口になっていないかを考えられます。

SNSの役割は、最後の申し込みを生み出すことだけではありません。企業を知り、覚え、必要になった時に思い出してもらうことも、将来の行動につながる大切な成果です。

株式会社BUZZとデータ分析の関係

株式会社BUZZでは、企業向けのInstagram運用支援に加え、アカウント分析に関わる事業も展開しています。この事業構成からは、投稿を制作するだけでなく、公開後の反応を確認する工程もSNS運用の一部として扱っていることが分かります。

ただし、分析ツールを導入すれば、自動的に正しい判断ができるわけではありません。大切なのは、表示された数字に対して、自社の目的に照らした意味を与えることです。

認知を広げたい時期には、新しい閲覧者へ届いた割合が参考になります。商品への理解を深めたい場合は、保存やプロフィールへの移動が判断材料になります。採用を目的とするなら、仕事内容を紹介した投稿から採用情報へ関心が移ったかを見る必要があります。

株式会社BUZZの事業を理解するうえでも、投稿制作、運用支援、分析を別々に考えるのではなく、発信した結果を次の企画へ戻す流れに注目することが重要です。

成果指標は運用目的から決める

企業のSNS運用では、すべての数字を同じように伸ばす必要はありません。知名度を高めるための投稿と、すでに商品へ興味を持っている人の疑問に答える投稿では、期待する反応が異なります。

フォロワー数や再生回数は、アカウントの変化を知るための大切な情報です。ただし、それだけを最終的な成果にすると、企業の目的から離れた投稿が増える可能性があります。

株式会社BUZZのようにInstagramの運用と分析を扱う企業を見る際には、どれだけ大きな数字を作るかだけでなく、数字を次の判断へどうつなげるのかを見ることが大切です。

SNSの成果は、一つの指標だけで決まるものではありません。投稿を見た人の関心がどこへ動き、企業との関係がどのように深まったのかを複数の反応から読み取ることで、そのアカウントに合った改善方法が見つかります。

投稿者 admin

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